三浦さんの本が、
三浦綾子さんの本、初版、直筆サイン入りのほとんどが見当たらない。
どうやら本屋に持っていかれたようだ。
あれ程大事なものだから、と念を押しておいたのだげれど、
業者の勢いに押されたらしい。
それでも父は本屋から三浦さんの本だけ買い戻し、
倒産したリサイクル店に預けておいた。(理由は分からない)。
今ではそのリサイクル店にすら連絡がつかない。
母は三浦さんを囲む会の会計か何かをまかされていた事があった。
欲得でそうしたのでは無いけれども、何かしらの記念にサインを頂いたらしい。
私も日曜学校に高校まで通っていた?というより、遊びに行っていた。
なので、ご本人には幾度と無くお目にかかってはいたが、
その当事、三浦さんの小説を読むほどでは無かったから、
只のおばさんくらいにしか思っていなかった。
全く失礼な話である。
大学時代、「氷点」を一機に読み、びっくりしたのを昨日のように
思い出す。
失った本はもう戻って来ない。
両親は仕方が無いと諦め、さっさと次のステップへ進んでいる。
切り替えの速さはとても敵わない。
今、手元には、私が二十歳の時に頂いた「あさっての風」に、
「祝御成人、善い木は、善い実を結ぶ、頑張って下さい、」とある。
ギュッと身が引き締まる。
しっかりしなくては。
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