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2009年08月15日

良さん(父の)話 23 敗戦

今日は8月15日、先の大戦で日本が負けた敗戦の日である。

先の大戦と言うと、湾岸戦争?とかアフガン戦争?とか言われる位だから、
今の若い人にとっては、遠い日の出来事に過ぎないのだろう。

では私が知っているのか?と言われれば、戦後の高度経済成長期の最中に育った訳で、
従軍した父から聞いた話くらいなものである。

昨年の8月15日、敗戦記念の日だと父が言っていたのをログに残しているが、
何年たとうとも、良さんにとってその日はみじめな敗戦の日なのだそうだ。

報道では、終戦の日という言い方をしている局が多い。
記念日でもなく負けた日でもない、戦いが終わった日ということなのだろう。
実際暦の上で8月15日は、祝日ではなくお盆に紛れた只の一日という扱いになっている。
だがこの日を境に、戦前の政治とは明らかに異なる民主主義の日本が始まった訳だ。

良さんに言わせれば、戦後、日本は他国へ攻め込んだりの戦争というものを
一切していないのは、新たな憲法のおかげだそうだ。
本当に世界に誇れる憲法だと思うが、良さんが個別的自衛権などどう考えているのか
聞いてみたいところでもある。
きっと軍備を持たないことが、紛争の抑止の上で最も効果があると考えているのではと思う。

死を一度は覚悟した者から見れば、自衛隊なんぞ只の戦争ごっこだ!
と吐き捨てるように言う良さん、防衛省関係者には悪いが、
この言葉を否定する事は私には出来ない。



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Posted by あきひろ佐藤 at 13:03│Comments(4)父の話
この記事へのコメント
あきひろ佐藤様

 ご無沙汰しております。
 そうか、今年も「終戦の日」が過ぎて行ったのですね。
 たしかに「お盆」にまぎれてしまう。
 TVで特集番組とか、甲子園での黙祷とかが無ければ、うっかりやりすごしてしまいそうな日です。
 先日「蛍の墓」がTVであるというので、父がすぐにチャンネルを替えました。
 相変わらず、父は、この季節の「終戦もの」が嫌なようです。

冬野
Posted by 冬野由記 at 2009年08月17日 22:20
冬野 様

ご来場ありがとうございます。

8月15日が近づくと、戦争にかかわるTV番組が増えますね。
当事の事を鮮明に覚えている父は、「歴史だから」とよく言います。
ただ番組に登場する役者のエアースタイルには、閉口しています。
Posted by あきひろ佐藤 at 2009年08月18日 11:07
こんにちは。(^^)初めて書き込みをいたします。

軍隊を持たないことが紛争の抑止にもっとも効果がある・・
このご意見にまったく同感です。
昨日の道新夕刊のコラムに辺見庸氏が書かれた悲しみの地平、
「北朝鮮と日本の知」が載っていました。

日本における北朝鮮論はずいぶんと脆弱で貧相で偏頗である。
狂気の王朝ときめつけて、在日米軍基地永続化と日本独自の
軍備増強の口実にするロジックだけがどんどん肥大し、独裁
国家からの人々の救済という観点からものごとが真剣に考え
られたためしがない・・・(抜粋)

テレビに出てくるコメンテーターの中にも最先端部分のみを
口角泡を飛ばし論陣を張る人物が最近増えた気がするのです。
もし....たら....れば....の論調で今の自衛隊を軍隊と名前を替え、
さらに核兵器を配備すべきと言っています。元防衛省トップ
だった田母神氏も原爆の日に広島で講演を行ないました・・。
核を使ったら最後、地球上の生き物は死滅します。核を持つ
ことで相手側に使わせない....等とお互いに疑心安擬背負った
危険極まりない考えだ・・と思っています。自国さえ被害が
無ければかまわない、しょうがないと考えているかの様です。
あれば使いたくなるのが人間です。過った情報が流れて死の
世界へのボタンを誰かが押さないとは言えません。世界から
兵器が無くなる日が早く来ることを願ってやみません・・・。
Posted by 北の旅烏 at 2009年08月18日 17:05
北の旅烏 様

ご来場ありがとうございます。

日本は唯一の被爆国として、非核三原則(骨抜きかもですが)を守るべき
です。それには、平和国家としての国際貢献を行い、外交にもっと多くの力を入れるべきとも思います。

武力、核を持たない抑止力で、一番大変なのが、もし何らかの攻撃を受け、
親愛なる人が殺された場合、わいて出てくる怒りの感情を抑制できるか?
また報復しない覚悟が出来るかではないでしょうか?

そうでなくては、戦いの連鎖は止まらないでしょうから。
Posted by あきひろ佐藤 at 2009年08月20日 00:32
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