恐るべき良さん
ミーハーな母の誕生日を祝うことになり、ミクニ札幌でランチをする。
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JRタワーの最上階で夜景を見ながら食事をしたい母と、フレンチを食べたい、ならばミクニだろうな?と思う私の気持ちは、ねじれの位置であった。
ミクニ札幌の夜の予約は取れなかったので、昼間からグラスシャンパン、ワインは私の大好きなポマール、ノワゾン2004である。ブランドブランで乾杯のあと、赤を抜く。
貴賓高い葡萄酒である事を十分にかんじさせ食事は進む。
とにかく食材と料理の業があい舞って、素晴らしいディッシュであった。
良さんといえば、この葡萄酒は美味い、時間が過ぎたら味が変わってきた、とのたまう。
恐るべし味覚の持ち主、敵わない飲兵衛なのである。
帰りしな、バーで飲んだカルバドス、逸品であった。
11月、父の誕生日の祝いの場所は決まった。
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