ガイドブックに書いてない事

あきひろ佐藤

2009年12月02日 05:02

ノルウェーという初めての国へ行って分かったことがある。

ガイドブックにトロンハイムという街は載っていないが、サンフランシスコとバンクーバーを足して、3で割ったような街と表現した人がいたが、港町という雰囲気では概ねあたりだと思う。素敵な街なのは間違いない。

ガイドブックの通り、英語はよく通じ(東洋人の話すものでも)、物価は高い。

だがこの高いという事が何なのか、よく説明されていない。

生活に必要なものは決して高くない訳で、卵とか牛乳とかはうなずける価格である。

一方アルコール分の高い酒や、たばこ、人の手間がかかった物、いわゆる付加価値の加わった
嗜好品や贅沢と見做されるものは、税率の関係で高価と言える。
最大26パーセントの税率のためだ。

なので、旅人が利用したくなるタクシーなどは、初乗りと少しで1600円。
またコンサートホールでの、コート預かりは有料であったりもする。

驚いたのは、夜8時以降のアルコールの販売は禁止されている事だ。
私は20分過ぎていたが、全く受け付けてくれない、これには驚きであった。

ノルウェーの人は、ちょっと無骨だけれど、決していい加減では無いと思う。
かなり善良な人であろう。

労働の対価という点では、どのような仕事でも、あまり差がないという事は、
福祉国家としての方針なのか?

一方フランス人はサービス精神満点だけど、多少いい加減なところもなるなあって、
そんな事をぼんやり考えたてた、人気の少ないドゴール空港第2ターミナルの夕暮れであった。



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