ジャッキートルッショーとボランジェRD

あきひろ佐藤

2010年11月28日 16:34

病気の回復と友人のお誕生日を兼ねて試してみた。

トルッショーは2002年のシャルムシャンベルタン、ボランジェは1997年のRD、デゴルジュマンは、2008年10月である。

このところ、ボランジェはグランダネを試すことが多かったが、やはり何といってもRDは別格である。

樽香、バニラ香など何ともいえない複雑な香り、確実にヤバイ世界なのである。

酸味もしっかりしていて、時間経過都と供に甘めになりがちなところ、いつまでもしっかりした余韻を残してくれる。

飲み頃ではあるが、もう5~6年後に再度試したいところだ。
驚きはトルッショー、抜栓後すぐが、ご覧の通り。色が枯れかけている。

今まで頂いた感じでは、色はもう少し深いルビー色であったように思う。

だが深いルビー色にもかかわらず、こなれた感じをかもし出すのは、さすがトルッショーだ、と思っていたのは、ワインを寝かさず単に早や飲みであっただけなのであろう。

エッジはレンガ色から透明に透け、歳月の経過が感じられる。
香りは少し閉じているが、抜栓直後とは思えない感じで、ベリー系の香りがたまらない。

フィニッシュに複雑な余韻、、、何だ??野菜の香り??まだ落ちついて、いないからかな?
時間経過と供に、味、余韻などこなれ、いつも頂くピノノワールとはまた一段上の上品な世界へ誘ってくれる。

友人いわく、2004年のグランエシェゾー(DRC)に次ぐ、2010年のトピックだそうで、次は、トルッショーのシャンボールミュージニーをオネダリされる始末。

そうだよなあ、セラーの肥やしにしておいても、こっちは歳とってどんどん酒に弱くなっていく訳で、飲めるうちに楽しまないとと思う次第である。

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