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2009年06月14日

素晴らしき同窓

私の卒業した高校は、北海道立旭川東高等学校、大先輩は旭中、旭東である。

当時は、合唱とロックバンド、煙草に酒、英語以外ロクに勉強もしなかった。
数学は、どうしてもなじめず、数Ⅰも賛嘆たるもので、数Ⅱ、言わずもがな、
数学とは、「数我苦」そのものだった。

3年の秋、交通安全巡回の警察官に職質され補導、停学処分までくらったものだから、
劣等生の鏡だった事は間違い無い。


そんな私達の卒業期に、今から5年前、東京での同窓生の集まりの幹事をまかされた。

正直、徒労に終わるのではないか?という思いが頭の中を何度もよぎった。
一文にもならぬのではと?
ボランティアなのだから、損得で動くべきものではないけれど、
高校時代に抱いてしまった劣等感は、一種のアレルギーみたいになって、
なんとなくわだかまりを抱えたまま当番を終えた。

不思議なもので、立派に年をとられ、今なおかくしゃくしておられる先輩の姿を
拝見したり、顔も繋がらない同期との再会は、本当に良い出来事であった。

特に大嫌いだった「数学」、の先生をお招きし、自分が卒業後、如何に数Ⅰをやり直したか
懺悔できた事は、百文にも千文にもなったような気がした。

先日札幌で同窓生が集まる機会があった。
先の数学の先生と、3年時の担任の先生にお会いできた。
3年時の先生とは、卒業以来一度もお会い出来ないでいたので、
停学処分の件を、心からお詫びすることができた。
先生は、こちらこそいろいろ勉強ができました、と優しく仰った。
どういう意味なのか、未だ分からずにいる出来の悪さではあるが、
幾分心は晴れた。

先の数学の先生とは、新たに見つけた身の回りの数学の話をした。
先生は、高校時代の成績は、あくまで高校時代のものだとおっしゃり、
素晴らしかった筈の高校時代を、肯定的になれなかった自分が、
救いようのないばか者に思えてきた。

いろいろ回り道をしたけれど、私は旭川東高を卒業した事を誇りに思えるし
素晴らしい恩師、先輩、同期に恵まれた、「超」幸せ者なのだと思う。

マレガンバレ!!!


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Posted by あきひろ佐藤 at 22:23│Comments(0)雑感
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