あきひろ佐藤のチャンネル

時期がずれた正月であったが、親が住んでいる所はとは良いものである。

まだ札幌に「帰る」という表現に、少し違和感をもちながら、旭川が故郷との思いは、少し霞んでしまう。

年越しを、従妹のみゆきと過ごした両親は、随分と楽しかったそうだ。

みゆきの母親（叔母）は呆けが進行し、姉である母が見舞いにいっても、誰が来たのかも分からないし、檀那の伯父は、病を患い入院しているから、一人で年越しするのは、寂しかったのだろう。

良さん（父）も母も、別に哀れむわけでもなく、楽しいひと時を送りたいとの思いから、おせち料理を準備し、しゃぶしゃぶを提供したそうである。みゆきは、そばと、酒のつまみを買ってきて、洗い物やらなにやら、身体を動かしていったそうだ。

普段は９時には寝る良さん、１時過ぎまで起きてたり、息子が帰ってきたりしたものだから、
興奮して夜寝入りにつけなかった。
知らぬ間に無理をしていた訳だ。

根が真面目なのが災いし、休めばよかったデイケア、行ったは良いものの、
看護士さんから電話で、血圧が高く辛そうなので、帰そうか、
それとも大事をとって病院へ行こうか？だってさ。
札幌のマンションの隣に、かかりつけのクリニックがあるので、
そちらまで送ってもらう。

血圧は下が８５、上が１７０、８０超えた老人が不摂生した訳だから、
医者は薬も処方しない。ただ、休むようにとの事だった。

たいした事ではなかったので、晩飯に頂戴したのが、これ、ボーヌプルミエクリュ、
２０００年ミレニアムビンテージ、創り手はジャンマルク、ボワイヨである。
もちろん良さんが飲みたいと言ったので、左様ならば抜きましょう！！となった。

枯れ具合も丁度よく、血圧のことも忘れ一瓶空にした次第である。

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