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2006年11月30日

水の上に文字を書く

母はどうしても父が預けた三浦綾子さんの本が諦められないらしい。
預けたリサイクル店が廃業したのであるから無理であろうと私は思っていた。
しかし閉鎖された店舗の前をタクシーで通りかかった時、何やら
明かりがみえたようなので電話をかけたらしい。

リサイクル店のオーナーは廃業し、店長だった私の友人がなんとか免許を取って
再開にこぎつけたのだった。
早速父が預けた本を返してもらう。
 
もともと実家にあった三浦さんの本は、母がこつこつ集めた初版本と、
父が後から買い足したもので、合わせて30冊くらいあった。

ところが物の整理で古本屋さんに買取に来てもらった時、三浦さん本は絶対に
渡さないように言ってあったのに、いつのまにか持っていかれた。
慌てた父は古本屋から買い戻したけれど、自分の買い足したぶんだけ、だけ??
引き取り、リサイクル店に預けてあったらしい。
リサイクル店に預けておけば、古本屋に騙されることはもう無いと思ったのであろう。

父が預けたのが、父の購入したものだけだと分かった母は、 
自分で集めた分を取り戻そうと古本屋に電話をかけたが後の祭り。
一晩泣いたと言う。尤もなことだ。

電話で、私、
「お母さんは少しハンカクサイ、お父さんも自分の買ったのだけ買い戻して、アホかあ」


「じゃああんたは、何なのさ?」と突っ込み、、、


「おいら、若年性ボケがあああああ”あ”あ”あ”~~」

二人爆笑、、、、

水の上に字を書くように生きなさいだって。
砂の上でも書き損なうのに、、、

引越しは明後日に迫っている。 

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Posted by あきひろ佐藤 at 21:56│Comments(0)引越し騒動
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