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2007年07月13日

ビオラ奏きの憂鬱

ビオラという楽器にかかわってから随分になりますが、いろいろと思うことあります。
オーケストラや室内楽では、裏方が多いのですが、それなり役割があり、
奏いていて楽しい、と素直に思える曲、なんでここまでやらせるか?と思わせる曲に
出くわします。(ドンファンなんか超難しい)

ベートーベン、かなり美味しい旋律をくれています。
運命の四楽章のキザミでは、多少疲れますが、スメタナのモルダウの伴奏に比べれば
まだ楽な方です。
ブラームス、チャオコフスキー、ドヴォルジャーク、マーラーなども奏いていて、
ここだあ、って叫びたくなるような、フレーズがあります。
もちろんそこは絶対にはずせないですし、間違ってはいけないプレッシャーもあります。


愚痴めいた事になりますが、一人での練習が、非常に自虐的であること、、、、
何をやっているんだか分からん!!って事になります。
スコアーとかでどの主旋律にたいする伴奏なのか、カラミなのか分からないと、
本当につまらないんです。
合奏してみて、なるほどお、って具合です。

また、その旋律を他の人に歌って、そこのチェロは、云々などと言っても、
どこの事??って、ビオラの旋律言われても分からない、とほぼ100%言われます。
アマオケでの低次元なレベルでは、しょうがない話ですが、少しはビオラを
聴け!!と言いたくなります。
またチェロとビオラ、弦の並びは同じで、一オクターブ違うだけなのに、容積ではビオラの
8倍以上もあるのです。
正直羨ましいですし、高音の鳴きはチェロには敵いません。

またビオラ病というのがあるか知れませんが、絶えず回りの音を聴く癖がついてしまします。
ですので、飲み会とか、会社とかで15m 圏内の会話、電話など何気に聞いてしまいます。
そして唐突に、それNGだよ、などと言ってしまいます。
そして、聞いてたの??ってびっくりされて、、、、

ビオラでソロを奏くのは、曲も少ないし孤独だと思います。
ではオーケストラは?、少し安きに流れる???
ならは室内楽あたり、丁度良い塩梅なのかもしれませぬ。


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Posted by あきひろ佐藤 at 12:55│Comments(8)音楽
この記事へのコメント
あ 様

 ビオラが抜けると、とたんにオケの響きがおかしくなりますよね。
 居る事では認識されにくいけれど、居なくなってその存在感が如実に現れる。
 ビオラのパートの存在感を上手く引き出す指揮者は優秀だと思います。
 ビオラが一歩遅れて出てくるようなところを、トン!と軽くアクセント付けてさりげなく際立たせてくれたりすると、とたんに曲にいい弾みがついたりします。

 私は高校のとき、吹奏楽部で、ずっと2ndフルートでした。同級に上手いヤツ(中学からの経験者でもあった)が居たためです。
 心のどこかで「1stやりたいなあ、やらせろよ」と思いながら、ある意味徹底的に2ndやりましたね。
 卒業近くになって彼が
「俺はなあ、お前に嫉妬してたんだぞ」
 と言ったとき、
「ははあ、そんなものか」
 と思ったものでした。
 周りの音を聴く癖がつく、というのはよくわかります。
 吹奏楽でのフルートやクラリネットは、オケで言えば弦の代わりで、ビオラの役割は、各木管の2ndや3rdに巧妙に割り振られます。
 というのも、アルトサックスあたりは、かなり目立つので、そのまま音域にあわせてアルトサックスにスライドさせると妙な具合になるからです。
 2ndフルートもっぱらの私は、人のフレーズの裏を取るという役割をずっと負っていたわけです。
 個人練習がつまらないってのもそのとおりですね。
 で、私はスコアを使って練習してました。先に1stのフレーズを吹いて、それから自分のパートを吹いてみる。
 それから、内緒ですが・・・当時ちょっと流行ったLL(英会話なんかのあれです)用のテープレコーダを使って、こっそり独りデュオをやったり・・・

 ビオラ・ソロといえば・・・シューベルトのアルペジョーネ・ソナタなんかいかがですか?
 あれ、チェロでやることが多いようですが、私はビオラのほうがいい感じじゃないかと思っているのですが。

冬野
Posted by 冬野由記 at 2007年07月16日 23:34
冬野 様

ご来場ありがとうございます。

連休の仕事、おまけに夏風邪といった情け無い有様で、
遅くなりました。

ビオラがぬけると、おかしくなる?、
あんまり感じたことありませんが、きっとおかしいと思います。
次の練習、22日なのですが、Violaがみんなお休みなので、
他のメンバーに聞いてみます。

そうでしたか、、、2nd フルート、、、
同じような役割を担っているのですね。それも1stに褒められる。

私は、高校のとき、合唱団にいたのですが、ロックバンドを一回だけ組んで、
エレキベースを奏きました。
そのとき吹奏楽の助っ人で、ベースを演奏したのですが、
ユーフォニュームあたり、内声でごちゃごちゃやってるなあ、って思いました。

2nd Violinとかが、回りを聞かなくなると、本当にアンサンブルが
無茶苦茶になりますし、1st Violin だっていつも旋律とは限りません。
回りの音を聴くことは、ほんと重要ですね。

冬野さんのLLでの1人デュオ、なかなか名案ですね。
考えたこともありませんでした。
やっぱ、分からないところは、スコアーを読み、パート譜にメモ書いて、
楽譜を工夫する、そんなあたりでしょううか???

アルペジオーネ、やはり軍配はチェロでしょう。
ビオラだと、スケール感が今一です。
このごろは、シューマンのソナタとか、グラズノフのエレジーあたりが、
ビオラには合っているかと思っています。いい曲ですよ。
Posted by at 2007年07月18日 00:52
あさまへ

こんにちは!
私の浅く狭い音楽の知識では、この記事にはコメントは入れられませんが
先日、行った知人のコンサートのことを・・・
曲目
ベートーベン(第4番変ロ長調op.11「街の歌」)←素晴らしい演奏でした!
ラフマニノフ(第1番ト短調「悲しみのトリオ」)
ショスタコーヴィッチ(第2番ホ短調op.67)
ヨゼフ・スーク(ハ短調op.120)
フォーレ(ニ短調op.2)

演奏された曲はすべて、ピアノ、バイオリンとチェロの三重奏でした。
アンサンブルっていいなとあらためて思いました。

あさまのエレキギターも聴きたいです。
どんな衣装だったのかなとそちらも気になりますが・・・(笑)
Posted by Yume at 2007年07月18日 15:25
Yume 様

ご来場ありがとうございます。

クラシック、夜空の星のごとく沢山の作品がありまして、
私の場合、交響曲が主なレパートリ-になります。
なので、オペラとか室内楽とかは、どちらかというとこれから、になります。

Yume 様がお聴きになった曲、さっぱりです。
ビオラが無いトリオということもありますが、勉強不足です。

ロックバンドですが、Chicago のコピーバンドでして、
7人でけっこう練習やりましたよ。若かったなあ、、、
ステージ衣装なんてお金無いころでしたから、ボロジーンズに
Tシャツでした。
そういえば、安全地帯がメジャーな安全地帯になる前、
ライブハウスに出かけて、バリバリのヘビーロックを生で聴いたのを
思い出します。
Posted by at 2007年07月20日 15:06
 はじめまして。Va弾きの息子です。
 きざみばっかりってのは、わかるわかる!
と手を打ってしまいました。
 父がアマチュアオーケストラで長くヴィオラを
弾いていた関係で、小さい頃から自宅で編曲物の
ピアノ伴奏をさせられていたので、ヴィオラの響きは
馴染み深く、好きな楽器です。

 大学卒業後はAPA(エイパ)というところで室内楽
合奏のピアノを担当しており、ヴィオラのおいしい
ドヴォルジャークのピアノ五重奏曲やフォーレの
ピアノ四重奏曲(No.1/2)が好きな曲です。

 室内楽合奏はなさってますか?お忙しいようですけど
10/13-14河口湖で開かれる室内楽音楽祭などにお運び
いただければスポットで合奏も可能ですよ。
Posted by Va弾きの息子 at 2007年09月23日 17:52
Va弾きの息子 様

ご来場ありがとうございます。

お父上がビオラをされていたのですね。
本当にキザミが多いのですが、たまに書かれてあるごく僅かな旋律に、
命をかけるのですが、力みすぎての失敗もあります。

室内楽からは、かなり遠ざかっています。
正直いろいろなことに関わっていまして、オケだけで一杯いっぱい、
Violinのレッスンも休みがちです。

10月の13.14を河口湖へ出向くには、10日ほど前に仕事の休みを
調整しなければならず、残念ですが無理かと思います。

お誘いありがとうございます。
Posted by at 2007年09月23日 21:28
アルペジョーネという古楽器を復元し、専門サイトを運営しております。どうぞごらんください。
Posted by okusan at 2007年12月12日 15:39
OKUSAN 様

ご来場ありがとうございます。
サイト拝見いたしました。

楽器を復元されているとか、頭がさがります。
アルペジョーネ、優雅な音がするのでしょうね、きっと。

どのような曲を演奏されているのでしょうか??
大変気になります。
Posted by at 2007年12月12日 17:07
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