2010年02月17日
しみついた垢
バレンタインデイの14日、ベーレンライター版の第九を演奏した。
指揮者は松岡究先生。
もう何十回も奏いてきた第九だが、ベーレンは初めて、内プルトの下であった。
正直、ブライトコップフに慣れてしまった私には衝撃であった。
垢にまみれた音符以上の抑揚を排除したレシタティーヴォは、
実に新鮮であったろう。
しかしビブラート無しでの演奏を目指しながら、エキストラなどの兼ね合いから、
ビブラート有りになったあたりは、松岡先生には申し訳なく思う次第である。
とれだけ再現できたかは疑問符が相当残るが、弦楽器のあり方は次回のプログラム、
ラフマニノフ2番からベートベン7番に変更したあたり、再度試されることになろう。
松岡先生の目指される音楽の方向性、指導力に、これからの私の時間を注ぐ事、
何の迷いはない。
次は別のオケで3月21日、藤原さん、ハイドンDコンチェルト、モーツァルト、パリ、
ベートーベン8番、おさらいの毎日である。
指揮者は松岡究先生。
もう何十回も奏いてきた第九だが、ベーレンは初めて、内プルトの下であった。
正直、ブライトコップフに慣れてしまった私には衝撃であった。
垢にまみれた音符以上の抑揚を排除したレシタティーヴォは、
実に新鮮であったろう。
しかしビブラート無しでの演奏を目指しながら、エキストラなどの兼ね合いから、
ビブラート有りになったあたりは、松岡先生には申し訳なく思う次第である。
とれだけ再現できたかは疑問符が相当残るが、弦楽器のあり方は次回のプログラム、
ラフマニノフ2番からベートベン7番に変更したあたり、再度試されることになろう。
松岡先生の目指される音楽の方向性、指導力に、これからの私の時間を注ぐ事、
何の迷いはない。
次は別のオケで3月21日、藤原さん、ハイドンDコンチェルト、モーツァルト、パリ、
ベートーベン8番、おさらいの毎日である。
Posted by あきひろ佐藤 at 01:23│Comments(2)
│音楽
この記事へのコメント
あきひろ佐藤様
ご無沙汰いたしております。
日々、音楽と向き合っておられるご様子、何よりです。
ベーレンライター版、ノン・ビブラート。新鮮な日々ですね。
20年ほど昔、ウィーンフィルの来日公演を聴きに行ったとき、同行したGFのバイオリニストが
「バイオリンの後ろの方の何人か、左手の形がおかしかった。音はきれいだったけど、あれではビブラートがかけられない。何だろう?何だろう?」
と首をひねってました。
今も印象に残る、興味深いできごとです。
冬野
ご無沙汰いたしております。
日々、音楽と向き合っておられるご様子、何よりです。
ベーレンライター版、ノン・ビブラート。新鮮な日々ですね。
20年ほど昔、ウィーンフィルの来日公演を聴きに行ったとき、同行したGFのバイオリニストが
「バイオリンの後ろの方の何人か、左手の形がおかしかった。音はきれいだったけど、あれではビブラートがかけられない。何だろう?何だろう?」
と首をひねってました。
今も印象に残る、興味深いできごとです。
冬野
Posted by 冬野由記 at 2010年02月28日 19:28
冬野 様
ご来場、誠に有り難うございます。
休眠ブログに限りなく近くなった昨今ですが、
細々と書いております。
土日が休みならば、オケも掛け持ち可能なのですが、
そうはいかないので、仕事の谷間にオケとなります。
ノンビブラート、全員がそろって初めて凝縮されたクリアーな音になるので、
今回は頓挫しました。
ですが初心に帰り、ベートーベン7番に挑むことは、
合奏団ZEROにとって必要な事だと思います。
ところで、冬野様のViolin奏者のGF,,,気になりますなあ。
ご来場、誠に有り難うございます。
休眠ブログに限りなく近くなった昨今ですが、
細々と書いております。
土日が休みならば、オケも掛け持ち可能なのですが、
そうはいかないので、仕事の谷間にオケとなります。
ノンビブラート、全員がそろって初めて凝縮されたクリアーな音になるので、
今回は頓挫しました。
ですが初心に帰り、ベートーベン7番に挑むことは、
合奏団ZEROにとって必要な事だと思います。
ところで、冬野様のViolin奏者のGF,,,気になりますなあ。
Posted by あきひろ佐藤 at 2010年02月28日 22:09
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